ボイトレ講師の練習
2017.06.21

マイクボイトレ講師にはボイトレを受ける人以上の技術が必要です。そのためボイトレ講師になるためにはまず基本的なボイトレの練習は済ませておく事が望まれます。
ボイトレ講師がマスターしておきたい技術や理論はいろいろありますが、基本としては声量、音程、リズム感。また声量に関係して呼吸法、発声法。さらに発声のための準備段階として体作り。
これらを十分マスターした後にさまざまな種類の声の発声。音楽のボイトレだとそれから歌の練習となります。

呼吸法には腹式呼吸と胸式呼吸があります。腹式と言っても肺に空気を入れるのは実は胸式と同じです。胸式呼吸は肺を肋骨、自分の体の前方に押し出して呼吸する方法で、腹式呼吸は肺を横隔膜、自分の体の下、つまりお腹の方に押し出して呼吸する方法です。
腹式呼吸だと首や肩をリラックスできる、横隔膜をコントロールしやすいなどの理由で腹式呼吸の方が良いとされているのが一般的ですが異論もあります。
腹式呼吸の練習方法にもいろいろ流儀の違いがありますが、お腹全体をリラックスさせて背中や腰にスッと空気を入れるイメージというのがわかりやすいと思います。

声の種類には基本の地声。地声から、ある高さのライン(声換点)を超えると声が裏返ったように聞こえる裏声(ファルセット)があります。
そして、地声の音域で胴体をスピーカーのように響かせるチェストボイス。裏声の音域で頭のてっぺんに響かせるヘッドボイス。地声と裏声の境目の声換点をきれいに発声するためのミックスボイス(ミドルボイス)。
このチェストボイスとヘッドボイスとミックスボイスをマスターするのが一番基礎の部分となります。
チェストボイスをきちんとマスターしないとヘッドボイスやミックスボイスの練習をしてもうまくいかず、力ずくでどうにかしようとすると変な癖がついてしまいます。
チェストボイス・ヘッドボイス・ミックスボイスの練習にはハミングが有効ですが、ハミングはエッジボイスという閉じた状態の声帯に空気を当てる発声法ができる事が前提となります。
エッジボイスの練習は間違った方法で行うと声帯を痛めたり、取り返しのつかない事になる場合もあります。

ボイトレ講師は自分のスキル以外に生徒に教える技術も必要になりますが、それは最初から自分で開業する場合以外はスクールでの研修などで練習すればいいでしょう。まずは自分のスキルアップが大事です。
そして、発声の練習はいろいろな技術を身につけていく各時点でやはりプロに見てもらった方がいいです。
自分自身がある程度ボイトレを受けた後、そこで受けたレッスンを活かして練習を続ける事が大事です。

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